発電所について
木質バイオマスによるガス化とは
木質バイオマスガス化の仕組み
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木質チップを
ガス化炉に投入 -
ガス化炉内で、乾留により、バイオガスを発生
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乾留されたチップは、ガス化炉内の熱源として、完全燃焼される
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精製されたバイオガスは、ガスエンジンの燃料となり、発電機から電気エネルギーに転換
木質バイオマスのガス化技術には、アップドラフト式とダウンドラフト式があり、ふるどの論田エコパワーでは、アップドラフト式を採用しています。
アップドラフト式とは
燃焼用空気と加水分解のための水分をガス化炉塔底部から供給し、バイオガスを塔上部から抽出する方式です。
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- メリット
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- 装置の大型化が可能で、規模を大きくできる
- 国内で流通する高含水率の木質チップを、そのまま使用することができる
- 本設備においては、木質チップの事前乾燥は不要なこと
- 粘性の低いタールが排出されるが、本設備においては、タールも燃焼させることができ、エネルギーに変換できること
- BT(ボイラータービン)などの特殊な資格が不要であること
- 排水・炭の発生はなく、完全燃焼の灰のみが排出される
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- デメリット
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- 燃焼型の発電設備と比較すると、メンテナンスの回数が必要なこと
- チップ形状が限定されていること
ダウンドラフト式とは
空気を上から注入し、可燃性のガスを下部から抽出する方式です
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- メリット
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- 小型で取り扱いが容易であること
- 工事費が安価に済むこと
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- デメリット
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- 粘性の高いタールと、排水が排出されること
- 大型化できないこと
- 事前に乾燥させた木材チップしか使えないこと